個性を持つ子ども

【事例2】

身体の使い方が極端に不器用なのですが、どう育てたらいいでしょうか?

 

私たちの体は、空間の中で自分の体がどのように動いているのか(動きを感じ取る感覚)や、手足がどのように動いているか、どこに力が入っているか(筋肉や関節の動きを感じ取る感覚)、体のどこが、どんなものに触れているか(皮膚の感覚)などの情報を無意識に参照して身体を動かしています。無器用なお子さんの場合、様々な理由があると思いますが、このような情報がうまく使えていない可能性もあります。ちょうど軍手をはめてお財布から128円を探し出して取ろうとすると、とても大変なことと似ています。ですから、このようなお子さんに「早くしなさい」とか「きちんとしなさい」と言葉で指導するだけでは、お子さんを却って苦しめてしまうことになりかねません。

課題を簡単にしたり、ゆっくり待ってあげたり、使いやすい道具を工夫してあげることも大切ですが、脳の発達を応援するためには、前述した身体の情報をしっかり使う遊びやお手伝いをすることも大切です。具体的には、泥遊びや粘土遊びなどの触感各をたくさん脳に送り込む遊びや、重たいものを持ったり、押したり、四つ這いでトンネルをくぐったり、トランポリンでジャンプするなどの筋肉の感覚を沢山使う遊び、そして滑り台を滑り降りたり、ブランコを足で蹴って動かすような動く感覚を沢山使う遊びもいいでしょう。お子さんが「身体を動かすのが楽しい」と感じることができるような遊びを提供してあげてください。

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